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栃木県田沼町にある「加賀フィッシングエリア(以下加賀FA)」へと出かけてきました。
湧き水を利用した同エリアは、厳冬期でも表層での釣りが可能で、安心して楽しめる管理釣り場のひとつですが、今回はシンキングラインを使用した釣りがテーマです。
1月下旬、釣行当日
午前7時過ぎ。加賀FAのスペシャルポンド(以下SP)に到着すると、池の水が約40cmほど減水しています。湧き水が水源の加賀FAは、毎年冬場の渇水期にどうしても減水してしまうのですが、今年は釣行日の1月下旬でSPで約40cmの減水でした。人の背丈ほどの減水があった年もありましたから、それに比べればさほどでもない減水です。しかし、3号池からの水の流入はほとんどないため、水の濁りが気になります。(2月5日現在、雨の影響もあり、全ての池は満水状態になりました。この時期にしてはかなり珍しい事です。気になっていた濁りもなくなり、加賀本来の透き通った水になりました。)
今回のタックルは、減水していることを考え、13フィートの#8のダブルハンドに#9のタイプTのシューティングヘッド、そして9フィート#6のシングルハンドにタイプTの#7(ST)をセットしました。減水していると水面の位置が下がるため、リトリーブ時にロッドティップを水中に入れるシンキングラインの釣りでは座り込んでリトリーブしなくてはならない事も考えられたため、今回はダブルハンドをメインで使用します。
午前7時30分、魚はそれほど沈んでいる状況ではないのですが、表層ではキツイと考え、まずはダブルハンドで狙ってみることにします。フライはテスト中のマラブーフライ(ブラック)#10。といっても、今回が実釣テストは初めてなのでちょっと不安もあります。しばらく狙いましたが、反応無し。不安的中です。
とりあえず何もなかったかのように、その「テストフライ」をボックスに収め、フライをチェンジします。近くで釣っていた方がピンクのマラブーで良い型を上げたらしいのですが、何故か今日の私は素直になれなく、別のマラブーフライの(DKオリーブ)に変更します。寒さのために冷静な判断ができていないかなぁと思いつつ表層から探っていきます。
すぐに反応があります。そして記念すべき2002年、ファーストヒット。釣れたのは30cmほどの小型でしたが、ヒレの回復した非常にきれいなコバルトブルーに輝くレインボーでした。反応があるのは水深70〜80cmのところ。しかし丹念に探ってみるものの、反応は渋く、寒さが身にしみます。
知人たちも並んで釣りをしていたのですが、反応がないらしくポイント移動。3号池からの流れ込み(といっても水の流入はない)に移動した知人は小型ながらも連続でヒットしています。しかし、長くは続かず、その後3号池に移動してしまいました。
午前8時30分、放流の時間。これで活性が上がるかな?と期待したのですが、それほどでもなく・・・
午前9時。私も3号池に移動。レストハウス下で連続ヒット!小型ながら水面直下で食ってきます。#7タイプTでクリームのマラブーをリトリーブするのが最も効果的でした。
午前9時30分、自信をつけてSPに挑みます。しかし、我々が最も恐れていたことが現実になってしまいました。「強風」天気予報では「本日は風も弱く、穏やかに晴れるでしょう!」などと言っていたのに、北からの風が強く吹き出しました。帽子は飛ばされ、イスは倒れ、水面は波立ち、最悪のコンディション。まぁ、冬だから仕方ないか、と思ってはみるものの、やはり釣りづらいものです。
午後12時30分。早めの昼食を終え、気持ちを新たに午後の釣りに挑みます。食事から戻ると、我々の左で釣っていた人はインジケーターでコンスタントにヒットさせています。我々が入った場所は右斜め前方より風が吹き付ける場所。やはり魚は風下によって来ているようでした。私は一人で風下にあたる、流れ出し付近へ移動。フライも3号池で好調だったマラブー(クリーム)にして釣ってみます。
やはり魚はセオリーどおり風下に居るらしく、まもなくして40cmほどのレインボーを上げることができました。その後続けて2本、同サイズのレインボーを釣ると、知人から「でかいの掛かったよ!」コールが。
駆けつけると55cmほどの体高のあるレインボー。オリーブのマラブーでヒットさせたようでした。
厳冬期のポイント
■季節風今回は北風が強く吹いた一日でしたが、この時期は風が穏やかな日が珍しいくらい。毎日のように風が吹きます。当然魚は風下に溜まってきますので、そのことを考えてポイントを決めることが必要です。あまり風が強いと、池の水が掻き回され、にごってしまう場合があります。こうなると魚の活性は下がってしまうので、思い切った場所移動が必要になります。
■フライライズがあればドライでもいけますが、風が強かったり、ライズがなかったりと、水面付近での釣りがキツイ日もあります。そんなときはシンキングラインを使っての釣りが中心になるでしょう。基本的に柔らかな動きをするマラブーフライが効果的です。フライのカラーはオリーブ系などが良く釣れますが、今回の様に、少し濁っている場合は白やクリームなど淡いカラーも効果的です。マラブー自体にスレている場合もあります。そんなときはソフトハックルのスローリトリーブなどが効果的です。
■魚の層人間には寒くて辛い時期ですが、魚には敵水温の場合が多いものです。表層から順に探っていくことをお勧めいたします。
■防寒対策厳冬期の釣りを快適にするために必要不可欠なのが、防寒です。あまり着込んでしまうとキャスティングしづらいものですから、少ない枚数でより暖かくというのが一番ですね。一番外には風を通さないもの、そして中には暖かな空気を保つものが良いでしょう。寒さは足元から。風を通すスニーカーなどは避けたほうが無難です。
午後4時30分。閉場30分前。3号池でライズが出始めました。マラブーの表層リトリーブで連続ヒットとなったのですが、10本ほどで沈黙。ライズの数が多くなってきたので、ソフトハックル(チャート)に変更。これが良かったのかその後はヒットの連続。ヤマメもヒットしました。
午後4時50分。知人のルアーマンが60cmオーバーのスチールヘッドをヒット!鼻の曲がった体高のある、オスの魚でした。
その魚を確認したところで、本日の釣りは終了。苦戦はしたものの、まあまあの釣果でした。
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