21世紀最初に向かえた秋も深まりをみせ、冬の足跡も聞こえてきた感じがします。
釣りも、渓流や湖などもそのほとんどが禁漁を迎えました。しかし、近年はこの時期 から盛り上がる釣り場、そうです、「管理釣場」があるのです。
ここ数年で、その数は激増。私の住む栃木県に関しては、管理釣り場王国ともいえる 30近い管理釣り場があるのです。ダブルハンドが使える大きな場所から、3番ロッ
ドで楽しめる場所まで、今は釣り人の好みによって管理釣場を選べる時代になりまし た。
現在はオールシーズン釣り人で賑わう管理釣場ですが、やはり他のフィールドが禁漁 になったこれからのシーズンが一年でもっとも賑わう季節なのではないでしょうか。
釣り人が多いと気になるのが釣果の差。何であの人はあんなに釣れているんだろう。 不思議に思ったり、悔しい思いをした方もきっと多いことでしょう。本来は自分の
思った釣りができれば満足するはずなのに、何故か管理釣場に行くと釣果にこだわり、 他の釣り人より多く釣りたいと思ってしまうものです。
これは、確実に釣れる魚が 目の前にいるという事、そして狭いエリアに多くの釣り人が集まるために釣れている 人が目だってしまうからのような気がします。しかし、明らかに釣り方、そして使用しているフライによって釣果の差が出るのも事
実なのです。(同じ池でも場所により釣果の違いがあるので一概にはいえませんが・ ・)
特に管理釣場で使用するフライには、非常にこだわりを持つ方が多いものです。マテ リアルのカラー、クオリティー、同じものでも微妙な違いがあり、それがまた楽しく
もあるわけです。 当りバリ」などという言葉もあるくらいですから、その釣れ方も凄まじいものがあ るのだと思います。
今回は管理釣場でのヒットフライのお話を中心に、先日、福島県白河市にある 白河フォレストスプリングス(以下、白河F.S)」へ行ってまいりましたのでその
ご報告をしましょう。 |
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「白河フォレストスプリングス」
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「白河F.S」は西山 徹氏の監修のもと作られたルアー・フライ専用の止水の管理釣場
です。
大きな3つの池があり、そのうちの1つはフライ専用になっています。数年前に襲っ た集中豪雨のため、大きな被害を受けましたが見事に復活。
レストハウスも新しくな り、また女性や小学生以下の子供のためにシャローエリアも新設されました。 このシャローエリアは女性や子供でも簡単に魚が釣れる場所です。「今度スカートで
も履いて女装して釣る?」などと冗談が出るくらい釣れる場所です。
是非お子さんや 彼女を連れて釣りに行ってみてください。
また、平日料金が大人¥2800とリーズナブルな事も、我々釣り人にはありがたい ことです。
それでは以下、当日の使用フライ別に説明します。
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今回の釣行でメインに使用したフライです。魚が表層を意識している場合や、ライズ
がある場合には抜群の効果が期待できます。
釣行当日の朝は多数のライズがあり、まさにソフトハックルを使用するのに効果的な条件でした。
水面には風による波もあり、 ドライフライで狙っても釣れる条件ですが、手返しの早さを考え、9FT#5のロッド にWF5Fのタックルに白系のソフトハックルをセットします。
きっちりとターンオーバーさせ、ゆっくりと長いストロークでリトリーブすると2投 目でヒット!しかもいい型のようで、引きの強いこと。ティペットは5Xですが、だい
ぶ前に使ったままの為、不安に感じつつランディング。50cm弱の幅広レインボー。
この日はこの釣り方で多くの魚をヒットさせることができました。 |
一日の内には水面の波がなくなる場合もあります。その場合はシンキングラインのイ ンターミディエイト等を使用します。これは凪いだ水面にフローティングラインによ
る引き波ができると魚に警戒心を与えてしまう為です。 また、リトリーブは長めのストロークでゆっくりが基本ですが、私はハンドツイスト
による断続的なリトリーブも多用します。これは管理釣場のスレた魚はリトリーブ中 にフライが止まると反転して逃げてしまう場合がある為です。特にソフトハックル等
には効果的なリトリーブ方法ですので是非お試しください。
この日は白、赤、チャートと派手なカラーのフライが効果的でした。夕方にはメイフ
ライがパタパタやってましたので、フェザントテールボディーのパターンに変えると この日一番の入れ食いを堪能できました。
ソフトハックルを使い、表層をリトリーブしてくると、魚がまるでジョーズのように 波を立てながら追って来る様は、興奮ものです。この場合、アタリがあってもリトリ
ーブを続け、それからロッドを立てるように合わせれば、フッキングし易くなります。
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「マラブーフライ」
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なぜかトラウトはこのマラブーというマテリアルが大好きなようで、日本中、いや世 界中のトラウトがこのマテリアルに魅了されてしまうのではないでしょうか。
それだけにこのマラブーを使用したフライパターンはまさに十人十色、さまざまなパ ターンが存在します。
今回の釣行では、魚が沈んだ時などにインジケーターを付けず、ティペットやリーダ ーでアタリをとる落とし込みで「ただのマラブー」を使用しました。この方法は水面
が波立ってしまうとアタリが取りづらいのですが、水面がフラットな状態ではインジ ケーターの落とす影や波紋もない為、魚が散りづらいという効果もあります。アタリ
の取り方はフライの重みでティペットからリーダーにかけてゆっくりと沈んでいきますが、魚がくわえるとそれらがツンと引かれます。その時にあわせればOK。ティペッ
トやリーダーに若干のフロータントを塗るのも効果的でしょう。
波が出てきたら迷わずインジケーターを使用することをオススメします。あたりが取 りやすくなるばかりか、インジケーターが波によって上下しますので、水中のフライ
も魚にアピールするように動きます。 この日はクリームやブラウンのカラーが効果的でした。
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「ドライフライ」
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今回は魚が非常に表層を意識していましたので、ドライフライも使用しました。やはり、水面に浮かぶフライに魚が出る瞬間は格別ですから・・・
フライはマッチザハッチ的なセレクトでもいいのですが、私はあまりこだわらず大きめなフライを多用します。パターンはパラシュート。ボディーもオレンジやイエロー
など派手なカラーも使用します。
インジケーターに魚が出た経験はありませんか?そこから考えたアトラクタードライ フライって感じです。 やはり波が出ている場所を狙うことが効果的ですが、魚を見つけ、狙い撃ちするのもいいでしょう。魚は条件反射で食ってきます。
今回はオレンジボディーのフライでレインボーの他、イワナも掛けることができました。
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| この日メインに使用したのは「ソフトハックルフライ」。改めてこのフライの底力を
知りました。 ハンドツイストによる断続的なリトリーブと、狙いを水面直下に絞る ことにより好結 果が出たのではないでしょうか。確かにマラブーフライを使用する
と確実にヒットしますが、魚が上ずっている場合は、メインをウエット系、アクセン トにマラブーフラ イやドライフライを使用するのも面白いものです。ぜひお試しく
ださい。
午後5時。釣り終了。 魚の引きが強かったため、私の右腕は筋肉疲労。 だるい腕でハンドルを握り、帰路につきました。
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