渓流の解禁ラッシュも一段落し、日々渓流魚達の活性も高くなってきました。
桜の花が咲き、川の辺に山吹の花が咲く頃になると、渓流の釣りもベストシーズンに突入です。魚は淵から瀬に入り、多くの水生昆虫がハッチする中、活発に餌を捕食しています。
|
解禁直後から各河川の釣果やその他の情報が入ってきていますが、今年の栃木県の渓流はどこも渇水に悩まされています。雪の多い冬だったにもかかわらず、まとまった雨が降らないのが原因と思われますが、ひどいところではチョロチョロ流れです。
|
そんな状況の中でも「良い釣りをしたよ!」という声も聞こえてきます。ショップなどでは「20匹釣ったよ」などと景気の良い話も飛び交います。しかし、当然そんな河川にはその情報を元に多くの釣り人が押し寄せてしまう事になり、釣り場に着いたらフライマンだらけ、何てこともあるわけです。しかし、そんな時は少し見方を変えて見るのも良い方法だと思います。私も、解禁以後人気の河川に釣行していますが、当然釣り人は平日でもかなりのものです。そんな時私は放流区域の下流を狙ったりします。成魚放流は行われていませんが、釣れるんですねー、越年魚や天然物が。河川によってはまったく魚の確認されない場合もありますが、漁協の方に聞いてみるのもいいかも知れません。おいしい話があるかもしれませんから・・・
|
そんなわけで今回は、解禁から良い話が聞こえてきた、栃木県西部を流れる大芦川への釣行です。「前日光」と呼ばれるこの地域には、この他に「粕尾川」や「粟野川」などの河川がありますが、大芦川はバツグンの渓相で人気の河川でもあります。大芦川は上流域を西大芦川、下流域を東大芦川と呼ばれていますが、これは管轄漁協が違うためでもあります。今回はこの東大芦川への釣行です。
昨年まではこの東大芦川には渓流魚の放流は行われていませんでしたが、今年、釣り人の強い要望で、放流、解禁となったのです。区間は、西大芦川漁協との境界線である下大久保堰堤からその下流の引田橋までの約4kmの区間です。
|
この区間は大きな淵や落ち込み、瀬が続いており、申し分のない渓相です。3月21日の解禁から5日間の特設釣場だったのですが、その後も釣りはできます。約1500kgの放流を行っていますのでいまだに魚は残っている訳です。今回はここへ、以前ハヤつりの時に同行してくれた若手のホープ「恵一郎」君と行ってきました。
|
途中の釣具店で入漁券を購入し、現地に着いたのが午前10時。まずは下見をしておいた場所から釣り始めます。つり始めて直ぐにお互いバラシ。その後はやはりハヤの攻撃が待ってました。100mほど釣り上がると、落ち込み、淵、瀬が連続して現れます。ここで恵一郎君がまずは一匹。20cmほどのヤマメ。私は少し上流の場所で釣っていましたが、なんと彼は同じポイントから二匹目のヤマメを釣りました。それもパラシュートフライを少し沈めて釣るという、高度なテクニックで!?
そこで私が三匹目を狙って同じポイントを流すと、「バシャッ」。20cmほどのヤマメがヒット!いる所にはいるもんです。その後、四匹目を狙う彼を置いて(私は四匹目は絶対釣れないと思ったものですから)上流に移動します。しかし、ここでも痛恨のバラシ。それも足元まで来ていたのに・・・ |
| |
恵一郎君はどうしているかな、と思い、振り返ると彼の#3ロッドが大きく弧を描いているではありませんか!先ほど連続ヒットしたポイントではありませんが、私がさんざん攻めた淵で「大きいっすよ〜」と叫んでいます。さすが一文字変えると「渓一郎」だけあります。見事ランディングすると24cmのヤマメでした。
今日は私はバラシてばかり。3日前には釣りをしていたら、腕時計のベルトのピンがなくなって壊れるし、昨日はお気に入りのロッドをドアにはさんで折っちゃうし、今日はサイフを忘れて700円しかなかったし。不運続きなのです・・・今日は恵一郎君にお金を借りての釣行になってしまいました。
|
その後はお互いにヤマメの反応が遠のいたため、昼食にします。午後は少し上流に移動。やはり橋から入渓します。橋のすぐ下流に恵一郎君が入り、私は橋のすぐ上流に入ります。瀬を丹念に探るとまずは一匹。やはり20cmほどのヤマメです。少し釣り上がると二匹目をヒット。しかし、これまたバラシ。下流の彼はまだ同じ場所で粘っています。すると携帯が鳴り、「二匹釣れましたよ〜」。やはり今日の彼は違います。
200mほど釣り上がりましたが、反応がいまいちなので、入渓地点に戻りながらウエットフライを流していきます。ハヤを二匹追加。午後4時30分、寒冷前線によるヤバそうな雲が出てきたため、終了。本日の釣果は私がヤマメ2匹。恵一郎君が5匹。今回は彼に負けました。
|
解禁からしばらく経過しましたが、まだ魚は残っており、丁寧に探ると思いがけない釣果を期待できるようです。今回のフライはパラシュートタイプ、クロマダラのパターンを多用しました。サイズは#14です。本格的なシーズンを迎えました。今年もフライフィッシングを楽しみましょう。
2001年 中禅寺湖 解禁
いよいよ夢の湖、中禅寺湖の解禁です。
4月21日(土) 岸釣り解禁
4月22日(日) ボート釣り解禁
|
今年の中禅寺湖は満水。私も含め、ウエーディング派のフライマンには厳しい状況かもしれませんが、そんな年は良い釣りが出来たりするので期待しましょう。解禁当初はスローな釣りになります。カウントダウンをしっかりとって、ボトムから中層を丁寧に探る事が重要です。ラインはタイプ2からタイプ3を使うと良いと思います。使用フライはエサの少ないこの時期はアトラクター系のマラブーフライが良いでしょう。ブラックやブラウンの#10前後のフライが効果的です。おそらくある程度解禁前に成魚放流があると思いますので、反応の良い放流魚を狙いながら、ネイティブを狙うかんじですね。解禁日は私も釣りに行こうと思っていますので、その模様は次回ご報告したいと思います。
|
|